
全国書店員が選んだおすすめコミック2012
全国書店員が選んだおすすめコミック2012の結果を、順位・表紙・作品紹介とともに掲載しています。
- 開催回
- 第7回
- 掲載作品
- 15作品

全国書店員が選んだおすすめコミック2012の結果を、順位・表紙・作品紹介とともに掲載しています。
死者が増え、地獄が混乱する時代。閻魔大王を支える第一補佐官の鬼神・鬼灯は、優れた判断力と実務能力で亡者の裁判、人事、各地獄の問題を処理していく。閻魔大王や桃太郎、白澤には冷徹な態度を見せ、日本の昔話や神話、世界の冥界を取り入れながら地獄を行政組織として描くブラックコメディ。
進学校での競争と家族の期待に疲れた八軒勇吾は、寮があるという理由で北海道の農業高校へ進学する。早朝の実習、家畜の出産、農作物の収穫、育てた動物を食べる現実に向き合い、命をいただくことや働く意味を学んでいく。将来の夢を持てなかった少年が、自分の進む道を探す農業青春漫画。
高校生の吉岡双葉は、中学時代に好きだった田中洸と再会する。しかし彼は馬渕洸と名字を変え、明るかった性格も冷たくなっていた。女子から仲間外れにされた経験から自分を偽る双葉と、家族の出来事で傷を抱える洸。二人が新しい友人たちとの学校生活を通して、過去と向き合い本当の自分を取り戻す青春恋愛漫画。
授業中、最後列に座る関くんは、先生に隠れて本格的な一人遊びを続けている。将棋の駒で壮大な物語を作り、消しゴムでドミノ倒しを始めるなど、机の上の遊びは予測不能。隣の横井るみは授業へ集中しようとしながらも目を奪われ、止めようとして自分だけ注意されてしまう。二人の攻防を描く授業中コメディ。
東京での生活に疲れ、故郷の図書館で働く39歳の岩谷ヨリ。恋愛や結婚を煩わしいと考える彼女の前に、同級生だった精神科医・真木誠が現れる。昔から思い続けていたと告げる真木には、すでに妻がいた。関係を拒もうとしながらも心を揺さぶられるヨリを通して、大人の孤独、欲望、恋愛と結婚の現実を描く。
津軽三味線奏者の祖父を亡くし、自分の音を見失った澤村雪は、故郷の青森から東京へ出る。さまざまな人と出会い、高校の津軽三味線愛好会へ入った雪は、仲間たちと演奏大会を目指す。祖父から受け継いだ音をまねるのではなく、自分にしか出せない音を探しながら、奏者として成長していく音楽青春漫画。
歴史が苦手な高校生・サブローは、突然戦国時代へタイムスリップする。そこで瓜二つの顔をした本物の織田信長と出会い、病弱な彼から身代わりを頼まれる。歴史の知識がないまま信長として生きるサブローは、現代的な感覚と大らかな人柄で家臣の信頼を獲得。天下統一を目指して戦国の世を進む歴史漫画。
プロ野球球団で働く左の中継ぎ投手・凡田夏之介は、スターではなく一軍と二軍の境界で生きる選手。対戦相手の年俸を確認し、自分より高い選手を抑えることで球界へ残ろうとする。契約更改、けが、引退、移籍、税金など、華やかな試合の裏側にある選手たちの生活と金銭事情を、職業人の視点から描く野球漫画。
運動が苦手な高校生・東島旭は、薙刀部の先輩・宮路真春の凛々しい姿を見て、自分も強くなりたいと入部する。高校から始める人が多く、初心者でも活躍できると聞いていたが、待っていたのは厳しい基礎練習だった。仲間との衝突や大会での敗北を経験しながら、旭が心身ともに成長していく女子薙刀部の青春物語。
名門高校へ転校した熊倉久実は、校内で迷っていたところを王子様のような柿木園豹に助けられ、突然キスされる。初恋に心をときめかせるが、豹は学校中の女子と関係を持つことで有名な人物だった。傷つきながらも彼が抱える孤独と本当の優しさを知り、思いを深めていく、純粋な少女と危険な少年の学園恋愛漫画。
19世紀後半の中央アジア。20歳のアミルは、遠く離れた村で暮らす12歳の少年カルルクへ嫁ぐ。年齢も生活習慣も違う二人は、家族や村人との日々を通して夫婦としての信頼を育てていく。やがて物語は各地で生きる花嫁たちへ広がり、結婚や家族、衣装、料理、刺繍などの文化を緻密に描き出す歴史群像劇。
京都を訪れた高校生・高本致佳人は、北野天満宮で異形の化け物と戦う少女・はなたちと出会う。戦いの記憶が周囲から消えるなか、なぜか力を無効化できる致佳人だけが出来事を覚えていた。歴史上の武将と“鬼”の力に関わる争いが現代の京都で続き、豊臣秀吉や徳川家康の因縁へ巻き込まれていく伝奇ファンタジー。
神社の跡取り息子、寺の跡取り息子、教会の牧師を父に持つ息子。宗教施設の後継者である幼なじみ三人は、それぞれ霊、血、女性など苦手なものを抱えている。葬儀、法事、結婚式、地域行事で問題が起こるたびに助け合おうとするが、全員頼りないため騒動はさらに混乱。三つの宗教の跡取りたちを描く日常コメディ。
犯罪都市エルガストルムで便利屋を営むウォリックとニコラスは、警察やマフィアから危険な仕事を請け負っている。耳の聞こえないニコラスは、薬によって超人的な身体能力を得た“黄昏種”だった。社会から差別され厳しく管理される黄昏種をめぐり、過去に傷を持つ二人が街の勢力争いと巨大な陰謀へ巻き込まれる犯罪アクション。
若き書道家・半田清舟は、自分の作品を酷評した重鎮を殴り、父の命令で長崎県の五島列島へ移住する。静かに書道へ集中するはずが、元気な少女・琴石なるをはじめ、島の子供や住民が次々と家へやって来る。都会育ちで人付き合いが苦手な半田が、島の人々との交流を通して自分らしい書と生き方を見つける物語。